いんやん倶楽部として料理教室を開催し、40年近く経ちました。
40年経っている今も伝えている本質はずっと変わらず、重ね煮を中心とした養生家庭料理を伝え続けています。

料理の世界も簡便化が進み、料理教室でも手の込んだものは昔に比べ嫌煙されがちになったと感じます。
その中で、重ね煮は、とても簡単で美味しくできるので現代にも受け入れられる方法なのではないでしょうか。

でも、重ね煮といっても、最近は独り歩きをしている感じのものも多く感じます。
せっかく重ね煮をするのだったら、調味料は醤油、塩、味噌などのシンプルなもので素材の味を引き出してほしいし
お肉とか魚などを入れず、野菜だけでも美味しく出来上がることも知ってほしいなとモヤモヤすることも・・・

いんやん倶楽部のコースでお伝えするレシピはお肉を使わず野菜だけのレシピがほとんどです。
でも、これは使ってはダメ！ではなく、使わなくても美味しくできる！を知ってもらいたいからです。
野菜だけでも美味しい「味噌汁」や「煮物」「和え物」などがおいしくできれば無敵だと思いませんか？
そこに、お肉など入れたりと家庭でアレンジしたらより美味しいものが出来上がるのです！

重ね煮で作るカレーもせっかく素材の味だけで美味しくなるんだから、ルゥを入れるのではなくカレー粉で十分なのです。
そして、カレー粉にすることで、油の量が減って、体にやさしく、洗い物も簡単に！
一石二鳥にも三鳥にもなるんです。

また、重ね煮だけではなく、いんやん倶楽部の料理教室の大きな特徴は、料理以外の講義があること。

養生コースでは、
家庭でできる手当て法
季節ごとにどのように過ごせばいいのか
どんなものを食べればいいのか
などなど、日々の過ごし方についてお話します。

健康コースでは、
梅干しの漬け方などの手仕事
調味料の選び方や実際に味比べ
加工品や食品の選び方
などなど、選ぶ目を養うお話をしています。

春夏秋冬それぞれの季節ごとに食材も気候も違うので、
レシピも講義内容も一年を通して違う内容をお伝えします。

1年間習っていただくことで、1年の過ごし方がわかり、
これは、一生ものの宝物になると思います。

そして、日々重ね煮の料理を作って食べていくことで、
味覚が変わったり、体調が良い方向に向かったりと、生徒さんから嬉しいお声を聴くことで、
私たちも、料理教室をやってきてよかったなーと心底思います。

初級科コース、中級科、上級科と
いんやん倶楽部の師範を取得しよう思うと、3～4年かかりますが、
そのくらいかけてやっと自分の生活になじむので、師範取得を短縮することは今後も考えていません。

何かが急激に変化することはないので、何も感じない人もいるのも事実。
でも、日常に少しずつでも取り入れていくことで、必ず良い方向に向かうと信じています。

初めての方に受講おすすめの初級科コースは4月始まりと10月始まりがあります。
満席になったクラスも多数ありますが、まだ受講者受付中です！

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